生理痛やPMSなぜ引き起こす?
生理痛やPMSの仕組みについて今日はお伝えしていこうと思います!
先ずは簡単に子宮などの構造は写真のようになっています。
注目してほしいのは子宮内膜の部分です。
子宮は「筋層」「基底層」「機能層」の3つで構成されています。
よく受精卵をキャッチしてふかふかのベッドの準備をすると言われるのは、
「機能層」の部分になります。
生理が起こるときは妊娠が成立しないときにこの機能層がはがれ落ちて生理が起こっています。
機能層がはがれるときに酵素が働いていれば、機能層はスムーズにはがれていきます!
マジックテープをイメージしてください。
マジックになっているとべりべりと剝がれて、ついていたところはボロボロになってしまいますよね?
機能層がはがれ落ちるときには酵素の働きによってはがしやすいテープのようにつるっとはがれ落ちていきます。
すると基底層を傷つけることが無くなります。
べりべりと剝がれにくくなっていると、無理矢理にでも外へ押し出したいので、子宮を収縮させるホルモン
「プロスタグランジン」を過剰に分泌し、べりーーっっとはがして排出してしまうため基底層を傷つけ、
強い痛みを伴うことになります。
プロスタグランジンは生理直前から生理前半に分泌しているので、
増え過ぎると下腹部痛、腰痛、頭痛などを引き起こします。
これが生理前症候群(PMS)、生理痛です。
こうして傷ついた基底層は凸凹の道路と一緒です。
土台が凸凹で負傷してしまっているので上手く内膜が作れなくなっていきます。
以前問い合わせで「不妊治療中で、子宮内膜が上手く育たなくて移植が2度延期になっています。整体で良くなりますか?」
とお問合せがありました。
私は「改善することはできます。ですがすぐには難しいです。時間がかかります。」とお答えしました。
それは傷ついてしまった基底層の修復が必要だからです。
ちゃんとした内膜を作るには土台がよくなってこないと血流の問題など変わってこないと
ふかふかなベッドはできないし、ここは赤ちゃんとお母さんが繋がる場所です。
少なくとも3周期の生理を経過で見て行かなくては分かりません。
当院の整体では「身体が健康な状態へ治していける環境」に整えて行きます。
「早く赤ちゃんが欲しい」という気持ちも分かりますが、赤ちゃんのことを考えているのであればこそ
考えてほしいなと思います。
年齢で焦ってしまったり、不安になったりもします。
辛いのは自分だけではないです。パートナーの方います。
まずは自分のことから大切にしてください。